世田谷ボロ市

 12月15日(火)寒い曇り空の中、「新現役ネット・東京の歴史散策」で豪徳寺駅10時集合後、歴史ライターの小林祐一先生の詳しいご説明を受けながら、彦根藩主・井伊家菩提寺豪徳寺に到着。
 曹洞宗、招き猫発祥の地となる猫伝説の興味あるお話を聞いて、400年以上前の鐘楼や平成に建造された三重塔、堂々としていて美しい姿の本堂などを拝見して世田谷城跡へ。


 1590年小田原の役で廃城となった世田谷城は、三方を二重の堀で固められた名残が見られました、ここ世田谷の地は戦国時代末期まで吉良氏の城下町として栄えたとの事。
 少し歩いて松陰神社へ、幕末動乱期に生きた吉田松陰を祭る神社です、最近の歴史小説やテレビ等で何度か紹介されていますが、先生から更に詳しい説明をお聞きし、山口県萩市松下村塾を模して創られた塾を拝見しましたが、8畳ほどの部屋に多いときには30名ほども講義を聞いたようだとのお話に驚かされました。


 現在放映中の「坂之上の雲」に登場する山縣有朋伊藤博文などの明治維新後の近代日本の原動力となる逸材を輩出した場として興味深く拝見致しました。
 そして安政の大獄で処刑されなかったら歴史はどう変わったのか、と思ってしまいました。
 その後、日本料理店「垣内」で美味しいお料理と生ビールを頂いてボロ市へ。

 世田谷ボロ市は1578年に始まり、以来400年以上の歴史があり「無形文化財」に指定されています。

 凡そ700店舗もの屋台が延々と並んでいて、始めて見るものとして興味深く歩いてみました。
 古い着物・帯・新品もあり、神棚・甘酒・食べ物屋・お茶・玩具・お箸・衣類・手作り品・アンティーク食器等々、があり少し買い物をして帰宅。